ヒト末梢血を移植する方法
未処置のマウスにヒト末梢血単核球(hPBMC)を移入する方法
注)移入後は、ヒトT細胞の増加に比例して徐々にGVHDが発症します。
GVHD発症を回避するためにNOG-MHC classI, II KO (NOG-ΔMHC)マウスも作製しています。
ヒト末梢血からFicollで単核球hPBMCを分離 ⇒ 2〜10x106個のhPBMCを静脈より移入
移植後2-3週で末梢血中にT細胞が検出され、脾臓・肺・肝臓などにも多くのT細胞が浸潤しています。
マウスMHC構成分子であるb2m・I-Ab両遺伝子を欠損させることにより、移入ヒトT細胞によるGVHD反応が顕著に抑制されます。そのため、hPBMC移入後の長期的な実験が可能となりました。
NOG-ΔMHCマウスではNOGマウスと同等程度にhCD45+細胞が生着します。
NOGおよびNOG-ΔMHCマウス共に、生着した白血球の大部分がT細胞で占められます。
NOG-ΔMHCマウスはNOGマウスとほぼ同等にhCD4+・hCD8+ T細胞が生着します。
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