1. 研究所概要
  2. ご挨拶
  3. 役員紹介
  4. 業務・財務に関する資料
  5. 実中研
    ミュージアム

研究所概要

名 称 公益財団法人実験動物中央研究所
所在地 〒210-0821 神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-12
目 的 高品質で均質かつ再現性のあるヒト化実験動物の開発と、実験動物を用いたヒトの病気の研究と解明を通じ、医療の発展と人々の健康・福祉の向上に貢献することを目指す
創設者・創設年月日 野村 達次・1952年 5月15日
理事長 野村 龍太
所 長 伊藤 守

ご挨拶

理事長 野村龍太
理事長 野村龍太

公益財団法人実験動物中央研究所(以下、実中研)は、1952年に設立された世界でも珍しい民間で独立した動物実験を基本とし、医療・医学に貢献することを目的とした研究所です。

世界最先端の実験動物の開発、事業化、それを支える無菌動物関連技術、モニタリング検査、病理解析、遺伝子改変、発生工学、画像解析等の技術は高い信頼を得ており、国内外の大学、研究機関、WHO、NIH、FDA、NIBSCをはじめとした世界の公的機関さらには企業とも連携しています。

WHOと共にポリオの撲滅、筋ジストロフィー治療法の研究、再生・細胞医療の安全性の確認法の確立、がんをはじめ多くの医薬品等の開発に大変重要な役割を演じ実績を上げてきています。他人のやらないことをやり、一つの仕事を始めたからには20‐30年かけてでも事業化し、世界標準のシステムとして世界の人類の健康に貢献することを目指しています。最先端の尖がった独自の研究を行い、世界中のトップの研究者、大学、企業、レギュラトリーエージェント等と連携し、がん、アルツハイマー病をはじめとした中枢神経系等の命に係わる病気、希少難病から身近なアレルギー疾患、少子高齢化解決の為の不妊治療技術の開発等現在の社会の抱える問題の解決に貢献するべく研究・開発活動を続けております。

一方で、独立研究所の宿命で自らの研究費を集めてくる必要があり、研究成果を事業化し企業にライセンスし、そこからのロイヤリティー収入を次の研究に投入していく仕組みを拡張していく必要があります。研究所でありながら研究のみならず事業化の為の開発活動、欧米・中国を中心としたライセンス先との共同での普及・拡販活動、コンサルティング等の事業的活動まで必要になります。このユニークなビジネスモデルこそ当研究所の神髄であり、研究成果が世の中に出て世界中の人々に使って頂き、人類の健康に貢献してこそ本当の意味での公益事業だと考えております。

我々実中研は常に危機感を持ち常識にとらわれず、本質を見失わず挑戦し続けてまいります。

是非とも皆様のご指導・ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

公益財団法人実験動物中央研究所
理事長 野村龍太

所長 伊藤 守
所長 伊藤 守

1952年に公益財団法人実験動物中央研究所(以下、実中研)が創立されて、今年(2020年)で68年が経ちました。この間の実中研の研究活動は大きく2期に分かれます。 1952年から約40年間の第1期は、医学・医療の研究のための再現性が得られる実験動物の維持・生産法と品質管理法の確立です。 1990年代から今日に至る第2期は、この実験動物学技術を用いた新しい実験動物と動物実験系の開発です。 その最たるものは、短期がん原性試験に使われるrasH2マウス、ポリオ生ワクチンの神経毒力検定試験に使われるPVRマウスの動物実験系です。 また、実中研で開発したNOGマウスを基盤にヒト化マウスという新しい動物実験系を世界に提案できました。 さらに、小型霊長類であるマーモセットに遺伝子操作を加えることでヒトの神経疾患モデルの開発を行っています。 これらの成果は日本の実験動物学の向上、医学、生物学の基礎研究や創薬に大きく貢献しているものと思います。 そしてこの努力の基礎にあるのは、実中研の創始者であり、初代所長でもある故野村達次先生が提唱された「in vivo実験医学」、これは医学の発展に貢献する動物実験系と定義できると思いますが、この概念の追求です。 私たちは今後ともこの考え方を踏襲していきたいと考えています。

その一方で、最近の技術進歩は目覚ましく、実際にPCR、遺伝子改変、次世代シークエンスなどの技術は医学、生物学の研究方法ばかりでなく、考え方も一変させたと思います。 医療分野ではビッグデータやAIが医療や創薬の方法を変えるのではと私は感じます。 従来のような実験動物や動物実験の作製、使用法ではその速さに対応できなくなるかもしれません。 その意味からも、これからの医学、創薬研究に適応した動物実験系は何なのか?を考え、実中研が従来行ってきた実験動物、動物実験系や情報の提供に加え、異分野領域の成果を実験動物学分野に融合させる新しい取り組みを積極的に行っていく必要を感じます。 実中研の第3期が始まりつつあるとも言えます。所員一同頑張りますので、今後とも皆様のご協力、ご支援をお願いする次第です。

公益財団法人実験動物中央研究所
所長 伊藤 守

役員紹介

理事

理事長 野村 龍太
所 長 伊藤 守
理 事 河相 光彦
理 事 高倉  彰
理 事 中畑 龍俊
理 事 山崎 達美
理 事 末松  誠
監 事 遠藤  了
監 事 石山 安紀夫

評議員

永田  宏
西村  紀
建部 幸夫
小柳 義夫
永山  治

学術顧問

岡野 栄之
御子柴 克彦
James Philip Di Santo
J. Victor Garcia-Martinez
Frank Daniel Sistare

特別顧問

秦  順一
鍵山 直子

研究アドバイザリー委員

委員長 垣生 園子
委 員 落合 淳志
委 員 河岡 義裕
委 員 洪 実
委 員 古関 明彦
委 員 武田 伸一
委 員 真下 知士
委 員 山本 一彦

業務・財務に関する資料

定款

事業報告および事業計画等

  事業計画 収支予算 事業報告 財務諸表
第66期(2022年4月1日~2023年3月31日)
第65期(2021年4月1日~2022年3月31日)
第64期(2020年4月1日~2021年3月31日)
  事業計画 収支予算 事業報告 財務諸表
第63期(2019年4月1日~2020年3月31日)
第62期(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
第61期(平成29年4月1日~平成30年3月31日)
第60期(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
第59期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
第58期(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
第57期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
第56期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
第55期(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
第54期(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
第53期(平成21年4月1日~平成22年3月31日)
第52期(平成20年4月1日~平成21年3月31日)
第51期(平成19年4月1日~平成20年3月31日)
第50期(平成18年4月1日~平成19年3月31日)
第49期(平成17年4月1日~平成18年3月31日)

規定

組織図・委員会図

実中研ミュージアム

実中研ミュージアムでは実中研の約70年間の道のりを、実際にあった興味深いエピソードを交えながら紹介していきます。

PAGE TOP

Copyright © Central Institute for Experimental Animals