研究活動

実験動物基礎研究部

免疫研究室

免疫研究室では、免疫不全マウスの開発を通してヒトの細胞・組織を生着させる「ヒト化マウス」を作製しています。なかでも実中研で開発した超免疫不全「NOGマウス」にヒト血液免疫系を再構築するための研究を行い、さらに新しい遺伝子改変技術を通して創薬・安全性試験などの研究開発現場でのin vivo実験を可能にするモデル動物を作出しています。

免疫研究室
免疫研究室

実験動物応用研究部

ヒト疾患モデル研究室

ヒト疾患モデル研究室では、アレルギー、感染症、自己免疫疾患などヒト疾患を再現する動物モデルを構築することを目的に、遺伝子改変技術を活用した新たなヒト化マウスを開発しています。国内外問わずアカデミアや製薬企業との橋渡し的共同研究を積極的に行い、ヒト化動物の創薬研究への応用を目指しています。

ヒト疾患モデル研究室
ヒト疾患モデル研究室

ヒト臓器/組織モデル研究室

ヒト臓器/組織モデル研究室では、肝炎ウイルスやマラリアなど感染症研究や新薬開発に活用できる動物実験モデルとして、肝臓を標的としたヒト化モデルの開発に注力しています。
肝臓ヒト化マウスの肝臓は8割以上がヒト肝細胞で構築されており、遺伝子やタンパク質の発現パターンだけでなく、薬物代謝の特性もヒトに類似することが明らかにされています。

ヒト臓器/組織モデル研究室
ヒト臓器/組織モデル研究室

腫瘍研究室

腫瘍研究室では、ヌードマウスの誕生以来30年以上の歳月をかけて500株以上の腫瘍細胞(ゼノグラフト)株を樹立しており、治療標的分子の探索や抗がん剤スクリーニング等の創薬研究の場に提供しています。近年ではヌードマウスからNOGマウスに宿主がかわり、より少ない数のガン細胞移植でゼノグラフトモデルが作製できるようになりました。

腫瘍研究室
腫瘍研究室

マーモセット医学生物学研究部

応用発生学研究室

マウスとヒトは、生理学的、解剖学的に異なる点が多く、特に知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知機能はマウスモデルで再現する事は困難です。そのためヒトと似た特徴を多く持つ霊長類の実験動物が重要な役割を果たします。私たちは、小型霊長類コモンマーモセットの発生工学、繁殖生理学研究を通じて患者さんに安心・安全な新薬、新規治療法を届けるシステムの構築を目指しています。

応用発生学研究室
応用発生学研究室

疾患モデル研究室

病気のメカニズム解明や新薬・新規治療法の評価のために、ヒトの病気を再現する疾患モデル動物が大きな役割を果たしています。コモンマーモセットは、マウスやラットなどのげっ歯類の実験動物とヒトとの間を埋める霊長類の実験動物として有用性が認められています。私たちは、このコモンマーモセットによるヒト疾患モデルの応用を目的として、病態モデル作出や獣医学的ケアについての研究開発を進めています。

疾患モデル研究室
疾患モデル研究室

生殖工学研究室

生殖工学研究室は、生命現象の始まりである卵子・精子・受精卵などの生殖細胞を、収集・保存・個体復元する方法を研究しています。これらの研究は、ゲノム編集や遺伝子改変動物の作製にも応用されます。

生殖工学研究室
生殖工学研究室

バイオイメージングセンター

画像解析研究室

In vivo 実験医学において私たちの目指している生命科学の最終ゴールは、ヒトの生命機能の解明と病気の克服です。そのために私たちは、多くの年月をかけて基盤技術の整備を行ってきました。画像解析研究室では磁気共鳴画像装置(MRI)、マイクロX 線CT、in vivo蛍光イメージング装置を用いたin vivo イメージングを行っています。

画像解析研究室
画像解析研究室

代謝システム研究室

代謝システム研究室では、代謝とエピジェネティクスのクロストークと、それによる細胞システムの変化が哺乳類の個体発生、卵や精子などの生殖細胞分化にどのように寄与するか、あるいはその異常により、どのように癌など病態や発生異常、不妊などを引き起こすかを研究しています。バイオイメージングセンターに所属し、細胞や組織に存在する多数の代 謝物を画像化するイメージングメタボロミクス技術を用いた研究を推進 します。

代謝システム研究室

iMScope (Imaging mass spectroscopy)

代謝システム研究室

PAGE TOP

Copyright © Central Institute for Experimental Medicine and Life Science