寄附のお願い

実中研へのご支援のお願い

実中研は民間の研究所で、1952年の設立以来、人々の健康と福祉向上のため、高品質で均質的な再現性の高い実験動物の開発とそれらを用いた試験法を一連のシステムとして構築してきました。 また、これらは我が国の医学・医療や創薬分野における基盤技術形成にも大きく貢献して参りました。

実中研が世に出した世界に一つだけの実験動物

実中研が考える公益事業というものは、研究成果を世の中の方々に使っていただき、実際に役に立つことだと考えており、研究成果を事業化することを目指しています。 具体的には日本発の世界標準システムとなった「ポリオマウス」はポリオ(小児麻痺)ワクチンの安全性を確認する目的で使用されているマウスで、25年以上の歳月をかけ、 現在WHO(世界保健機関)の正式検定動物に認定され、世界中のポリオワクチンの生産メーカーに供給されており、最終的に世界の子供たちをポリオから救っています。 また「rasH2マウス」は新薬開発時に使用され、新しい医薬品の候補化合物を長期で投与してもがんが発生しないことを確認するがん原性試験の世界標準になっています。 これも25年以上かけ、FDAや世界中のレギュラトリーエージェントと共に開発し新薬開発に多大な貢献をしています。その他現在のライフサイエンスの最先端研究ツールとして、 超免疫不全「NOGマウス」、そしてそれをベースに作られた「ヒト化マウス」はマラリア、エイズなどの感染症、現在世界中の製薬機関が開発中のがん免疫薬をはじめとしたがん関連の医薬品の開発、 再生医療にかかわる細胞の安全性試験などに利用されています。 また、高齢化社会における最大の問題である健康寿命を延ばすために必要なアルツハイマー病、パーキンソン病薬などの開発に使われる霊長類である「コモンマーモセット」においても世界初の遺伝子改変霊長類としての開発に成功し、 再生医療分野でも脊髄損傷治療のための研究等が進んでいます。

川崎・殿町キングスカイフロント ライフイノベーション国際戦略拠点

多くの皆様からご支援を賜り、2011年7月に羽田空港に隣接する川崎市殿町に実中研は移転をすることが出来ました。 川崎市が進めるライフサイエンス拠点とはいえ、砂埃舞う更地に高い志を持って第一号で進出致しました。 それから7年半2018年末には65機関が進出し、日本が世界に誇るライフイノベーションの拠点になりつつあります。2 011年12月の国際戦略特区、その後の国家戦略特区、リサーチコンプレックスなど国の様々な構想に拠点として選定され、 我が国が世界に先駆け取り組む「再生医療」、「がん・生活習慣病」、「公衆衛生・予防医学・未病」を中心に最先端の研究・開発活動を行っています。 2017年度には国立医薬品食品衛生研究所が稼働し、レギュラトリーサイエンスの国の拠点にもなっています。 実中研は域内の多くの研究機関、大学、企業等と連携し最先端医療・創薬並びに医学研究に貢献しています。

日本発、世界先駆けの実験動物開発には研究費支援が必要です

実中研は、外部資金として文部科学省や厚生労働省の科学研究費補助金をはじめとする公的資金と、内部資金では微生物・遺伝子モニタリング事業などの公益事業に支えられています。皆さまから寄せられるご寄附は、私たちの研究の大きな支えになっています。

国内外からアクセスの良い立地の下、新たな医薬品・治療を待ち望む人々へ、より一層の貢献のために、新たな産業基盤技術の形成に向けて努力して参ります。
何卒、実中研の理念・活動主旨にご理解ご賛同をいただき、ご支援を賜りますようお願いいたします。

公益財団法人 実中研
理事長 野村 龍太

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